(我流)オークション商品写真の撮り方 (その2)
「古川」です。
それでは(我流)オークション写真の取り方の第2回です。
2.周りに光を反射するものを置く
こちらが弊社の写真撮影用ブースですが、このように周りに白い布を置いて四方から光が商品に当たるようにしています。ただガラス製の花器などの場合は背景を黒などにした方がガラスの形状などがわかりやすいので変更したりします。
3.ホワイトバランスをカメラで調整する
たぶんこれがオークション写真を撮る上で一番重要な作業です。デジカメのホワイトバランスはオートやプリセットではなくてその都度マニュアルで取込して正しい白になるように調整します。
このようにテーブルの上に白い紙を置いてデジカメの調整ボタンを押して正しく白になるようにします。
これをしないと商品の色が正しく写らないのです。この作業を毎回やります。ライトの位置を動かした場合もやり直します。場合によっては何度も試し撮りをしたりしてこの作業だけに15分かかりことも有ります。それくらい慎重にやります。前回もいいましたが、撮ろうと思う対象に日光と蛍光灯や蛍光灯とLEDライトのようにいろいろな光を当ててしまうとホワイトバランスの調整が難しくなります。なのでなるべく一つの光源を使って撮る方がベターです。「あとでソフトでいじれば…」という方もいらっしゃるかと思いますが、弊社のように1日に何百枚も撮影する場合、ホワイトバランスをきっちり合しておいてあとは特にいじる必要がない状態で撮影していく方が時間の節約になります。
あと、デジカメによって赤、青、黄、緑を細かく調整出来るものが有りますがその機能が有るものを使った方がいいでしょう。
オークションの写真の場合、画素数の高さや高価なレンズなどはあまり必要としていませんが、ホワイトバランスを細かく調整出来る機能は必要なのでデジカメを選ぶ際にそのあたりを気にされてみてはいかがでしょうか?
ということで次回は「よりきれいに商品を撮る方法」です。
(つづく)